白内障
白内障の手術を左眼、3月1日に受けました。加齢により目のレンズが白く曇っているとのことで、そのレンズの付け替え。続けて3月8日に右眼の予定でしたが、臆病な私はまず左目の手術が終了して安全が確認できてからと言うことで右眼は秋に先延ばし、左目だけ終了した。1日は眼帯を大袈裟なくらいに付けられ一晩、そして2日、朝、病院で眼帯を外していただく。そこで目に入ったものは、明るい世界。世の中はこんなにも明るくハッキリと見えるのか、と驚きました。ほとんど感動と言って良いでしょう。今までそう目は悪く無いだろう、ドックでもここ数年0、7位で、免許証も眼鏡条件が解除されている。と思っていました。昨年夏、目が充血して医者に行った時白内障の進行を抑える目薬を処方されたが目薬終了と同時に点眼も止めてしまってさほど気にもしていなかった。先日のメガネ屋さんで言われてバタバタと手術になったが、手術を受けてみて改めてこんなに白く曇った目で見ていたんだと驚かされる。案外人の見ているものは何が本当の姿、色をしているのか普段疑いもしないが、実はいい加減なものなのかもしれないと思う。でも何よりこの目を獲得できて、改めてこの世の自然の美しさを思う。何という驚きと感謝だ!
一方、病院は年寄りで溢れている。その手術の日も午後からの手術を受ける人が約20人強、これが毎週月、木の午後で手術予定は1ヶ月以上先まで埋まっている。改めてこんなに白内障の老人が多いのかと驚かされる。加齢によるものとのことで、人間年を取るとは厄介なものであると思い知らされる。診察に集まった老人を眺めていると、色々な老人がいる。年を取り各人が各人のままに思い思いそこにいる。一部悲しい思いをしながらその様を見ていると、近年人の平均寿命が毎年伸びて来ており、また経済的にも程々に恵まれている老人が多いが、ただ長生きもどうしたものかとも思えてくる。多少ボケも入って来た今日この頃、女房には耳が遠くなったんじゃ無いのと言われる。人には未来を知る力は与えられていない、死に方もどの様に死ぬかわからない。結局のところ全てを神に任せ、祈って、その上御心に従うしか無いと、大人しい自分に戻って思う!
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