晩夏
8月も終わりに近づきましたが残暑厳しく、加えて今日は安倍首相が辞任を発表、コロナは治る様子もなく世間は騒がしい日々が続いています。自ずとテレビを見る時間も増えます。でもこの山里はもう朝晩は涼しく気持ちのいい時間を過ごしています。今、夜の8時半、都会にいれば食事が終わりテレビでも見ている時間でしょうか?この山里での一人暮らし、勉強部屋で机に向かって心静かにしていると、何より気持ちの良い涼しい空気に包まれ肌に心地よいです。そして外では虫たちが夏の終わりを忍びながら歌を歌っています。神様からの素晴らしい贈り物です。そう言えばもう晩夏の夜に虫の声を聞きながらひと時を過ごす。などと言うリッチな幸せをすっかり忘れてしまう様な生活習慣が日本全体に染み込んでいる様に思われます。私の小さい頃は田舎の貧乏屋にはテレビも無く夜は虫の声が当たり前に聞こえていましたし、また聞いていました。生活に便利ないろいろなものがどんどん作られ、自由な時間も一見増加して、また多くの家庭でもその利益に預かる様になりましたが、果たして自由な時間が本当に増えたのでしょうか、人の心は豊かになったのでしょうか?自分の時間が何ものかに盗まれていませんか?勿論、虫の声でお腹はいっぱいにはなりませんが、たまには夜のひと時を心を鎮め、ただ無心に虫の声を聞いていたいものです。もっとも都会では虫もいないか(笑)?この宇宙を経綸される神の恵みに感謝します。
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