母親の命日
私の母親は33歳でクリスマスの翌日に亡くなりました。私が9歳の時でした。親父はその3年前に逝去しており、母親は貧しい家庭を助けるために行商や土方に出ていました。25日にささやかにみんなでクリスマスケーキをいただきました。ケーキなど買うお金は無い家でしたが子供が世間に恥ずかしく無いようにと無理をしてくれたのでしょう。祖母が今年はもう働きに行くのを今日で止めたらと話したら26日(明日)まで行って休みますと言いました。そして翌日土方の仕事に出かけて行き、夕方、家の前でトラックから降りる時、車のタイヤで引かれて亡くなりました。恐らく私の人生で1番悲しい日となりました。その夜はメチャメチャ泣きました。私は今、母ちゃんの2倍を超えて生きています。クリスマスと葬式、わたしにはそれがいつもセットになって現れます。母ちゃんが生きていればいくらでも親孝行するのに、と言う時、もう母ちゃんはいません。神様は時に本当に残酷に試練を与えます。親父、お袋と続けてわたしから取り上げられました。そして私は9歳にして諸行無常を悟りました。クリスマスと母親の命日、喜びと悲しみの二日間です。母ちゃん、今日もこうして命を頂いているよ、ありがとう!天の上から見守ってください。
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