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2019年9月16日 (月)

趣味(6)農業

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農業は趣味と言うより生活の糧であり修行です。お寺でも修道院でも自分たちが食べる野菜はみんなで農作業し調達するとか。作務と言うのですかね。また道元は全ての立ち振る舞い、座禅するのも、作務も、顔を洗うのも、風呂に入るのも…etc.全て修行だと言います。私もただ黙々と汗水垂らし働くこと、目の前の「今」に無心に集中する事、それはヘッセの言うように「瞑想」だと思いますし、道元の言う修行だと思っています。それで出来るだけ人力で行うこと、効率とかは考えない、刈った草も全部干して集め堆肥に積み、翌々年の堆肥にします。したがって一昔前の農業スタイルです。そして神様が成長させてくれるのを感謝しながら待ちます。ダメになってもそれが御心と理解しています。でも雨を降らせ、太陽を登らせ私を養ってくださいます。猿の被害も神が育てられたものを神様が猿にも分け与えたと理解すれば諦めもつきます。(まだここには私のものだと言う匂いがしますが)まあいずれにしても自給自足のベースになるのが農業です。これも基本一人で出来ます。これに渓流釣りの魚を恵まれればもうご馳走です。

それに山里の一人暮らし、本を読んだり絵を描いたりだけでは暇であり暇つぶしにも一役買ってくれます。ありがたいことです。このように全てのことを自分の力、努力とかと考えず、全てのことはもっと大きな全宇宙を経綸する方の御心によってなっている。と考え、自分はへり下りその方への感謝で暮らすことは農業から教えてもらうことが多く,何よりの学びです。こんなことが私の農業です。何よりも何よりも頭を下げて感謝をして生きることです。「実るほどに こうべを垂れる稲穂かな」です

これで一通りの趣味の紹介を終わります。少し私の生活も、この山奥に住む理由も分かっていただけたでしょうか?(写真は刈った草を集めた所です。この後一週間くらい干してそれから一箇所に集めて堆肥に積みます。)

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