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2019年9月12日 (木)

趣味(4)絵画ーその2

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絵画教室の初日、生徒は私と年配のご夫婦の3人でした。先生の略歴を見ると東京芸大卒、フランス留学で現在は個展を中心にフリーに活動となっています。芸大卒と言うだけでビビリました。一応スケッチブックとエンピツ、消しゴムだけ持って行きました。そして先生に恐る恐る「昔、遊びで少し描いたことがありますがこれを機にゼロから始めたい。デッサンの基礎から教えてください」と申し上げました。先生は分かりました。と答えられ取り敢えず必要なものを言ってくれました。スケッチブック、エンピツは薄いものから濃いものまで6〜7本、それにネリ消しゴム、私は普通の消しゴムを持って行ったので少々恥ずかしかったです。そして取り敢えず今日のテーマである静物、花瓶とリンゴだったかを描いてみてくださいと言われました。先生の前で描き始める時、緊張から少し手が震えたのを覚えてます。これが先生との最初の出会いでした。教室は毎週で一回2時間が基本でした。静物は生物が入っており毎週変わります、一方デッサンは2時間では終わらずその度に中途になります。そうしているうちにミケランジェロの石膏の胸像を購入してくれました。それからはミケランジェロに毎週没頭しました。一ヶ月以上ひたすらミケランジェロに取り組んだでしょうか。先生が「これから美大入試を受ける生徒みたいだね。」と褒めてくれました。時々ご覧になって手を入れてくれます。影の部分もエンピツの腹は使いません。いつもエンピツの先は研いでいて線を引くことで濃淡も表しますが、先生のエンピツの線は線の間隔、線のスピード、本当に美しい線で感激しました。そうやって半年くらいデッサンを続けたでしょうか。生徒は年配夫婦はやめられ新しく私と同い年位の女性が入りました。その頃には先生ともすっかり打ち解けていましたが、先生に私も油絵を描いてみたいと話し道具を揃えました。そうやって油絵を2〜3枚描いたでしょうか?新しい女性の生徒も先生も私もお酒が好きで昼過ぎに教室が終わると少し遅めの昼食がてら蕎麦屋に行きます。そこで毎週宴会が始まるようになりました。も1人男性が入って来ました。この人も酒が好きでユーモア溢れる人で益々宴会は盛り上がりました。そうやって2年半くらい経った頃私が大阪へ転勤になりました。残念でたまりませんでしたが、仕方なく教室をやめ大阪へ行きました。大阪では教室には入らずスケッチに京都、奈良に出かけたり、社宅で油絵を描いていました。3年して東京に戻りました。早速教室に顔を出すと先生はいらっしゃいました。生徒も7〜8人に増えており作品を見てみるとかなり熟練の方も数人居ました。私は早速入校しました。ここからが本格的に油絵に取り組む事になります。

長くなりましたので続きはまた書きます。(写真は私の拙い作品です。水彩です)

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