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2019年9月10日 (火)

趣味(3)音楽ーその(2)

それ以外にはショパン、ブラームス、シューベルト、ビバルディ、チャイコフスキー、ハイドンなどを聴いていました。そして年数回コンサートに行きます。コンサートもそのうち室内楽を小ホールで聞くのが好きになり文化会館の小ホールが好きでした。室内楽のコンサートは大ホールでの割とポピュラーな曲に比較するとマイナーで聴衆も本当にクラッシックが好きな人が多いように感じました。曲が終了した時のホール全体をつつむ沈黙感が最高でした。みんなの気持ちが演奏に、曲に集中してその研ぎ澄まされた沈黙が、精神がホール全体を支配していました。そして30歳代後半にバッハにたどり着きます。これには後で趣味、絵画のところで登場するK先生との出会いが影響していると思いますがそれについてはまた後日。

バッハは最初宗教曲から入りました。カラヤンのマタイ受難曲、ミサ曲ロ短調、そして無伴奏チェロ、無伴奏クラヴィア等へ。彼の時代には当然求められたものだと思いますが形式に厳格な計算され尽くされたようなメロディに段々と惹かれて行きました。所謂ヨーロッパの形式美的な、そしてそこからくる緊張感が自分の精神を清めてくれます。武満さんが「音沈黙とはかりあえるほどに」?だったか著作がありますが優れた音楽はいつも沈黙と並行して流れており音が止まると沈黙だけが残る。と言う感じでしょうか?確かピカートに「沈黙の世界」と言う本がありましたが彼の言う全てに満ち足りているような充満した沈黙の世界があるように思います。

これで音楽についてを終わります。こうしてクラッシックの道に導いてくださった神に感謝します。「人間を豊かにするのは主の祝福である。人間が苦労しても何も加えることはできない。」箴10:22

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