蜂追い!
今頃の季節になるとこの辺では「蜂追い」と言って土の中に巣を作る地蜂の巣を見つける為に蜂を追いかける遊び(?)がありました。中学生くらいまではよくやったものです。木の棒の先に蜂の餌を取り付け蜂が来るのを待つ、次に蜂に脱脂綿を着けた餌を持たせ、その脱脂綿を目印に巣に帰る蜂を追いかけます。地蜂は藪の中とか草むらなどの地中に巣を作るのでその巣を見つけるのは結構難しい。その巣を取って来て幼虫を食べます。昔、物流が発達する前カルシウム、タンパク質を地元で調達するために考えられたものかと思われますが、今は蜂追いをする人は趣味で大人の一部の人がするのみです。その代わり車もあるところから遠くにも遠征します。福島、千葉、山梨…等々へ。
私の弟が大の蜂追い好きで先日友人と行ってきたようでその蜂の子の煮た物を持って来てくれました。蜂の子の幼虫ですから女性の方は遠慮する方が多いですが食べると芳ばしくて酒のつまみなどに合います。加えてこの辺りのゲテ物として「ジャジャムシ」「イナゴ」などがありますが、買えば結構の値段がします。弟曰く「秋にマツタケと蜂の子で一杯やればそれで良いのよ!」です。
ちなみにこの辺ではこの地蜂のことを「すがれ」と呼びますがいわれはしりません。
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