枝豆への惜別の歌
居酒屋の定番おつまみ、枝豆。私は都会で暮らした約40年の間、お酒は大好きでよく居酒屋には行きました。でも定番の枝豆は頼んだことがありません。美味しいとも思わず、どちらかといえばグリーンピースご飯と合わせて嫌いな部類でした。ちなみにそれ以外は特に好き嫌いはありません。一度だけ船橋の農家からいただいた枝豆は美味しいと思い、これは鮮度の問題なのかな?と思っていました。
50代後半、山奥に住むようになり自分の畑で枝豆を作りました。食べる分だけ取ってすぐに茹でます。食べてみてビックリ!美味しい。本当に美味しい。なんとも言えない甘み、他に比べようの無い甘み。そして食感。神様は枝豆をこのような味に造られたのに、今まで私はそれを知らず、どちらかと言えばそれを遠ざけていました。今、枝豆は枝豆の本来の姿となって私に現れてくれました。
その枝豆も今年の分は昨日の収穫で終わり、8月14日から食べ始め、昨日で終わり。寂しさの混ざった悲しみを禁じ得ません。今年の枝豆は終わりました。え、「もっと作ったらいいじゃないかって!」いやいや、これでいいんです。「吾唯足知」です。
これが枝豆への賛歌、惜別のうたです。枝豆よ神の栄光をありがとう!
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